高橋是清・資料補完+追記

知的資産創造/2005年7月号
http://www.nri.co.jp/opinion/chitekishisan/2005/pdf/cs20050702.pdf

「伝説のケインジアン
―高橋財政期の低金利政策について―
鎮目雅人:未定稿だから引用控えてね、との事。ググれば出る。

敢えて極端な事を書くが、リフレ政策の実現自体は本来問題視される様な大事じゃないはず。
本当の問題はその後起こる事の方で、そこに目を向けさせない・対策検討の時間与えない為に今まで話引き延ばしてきたとしか思えない。
で、遂に震災という非常事態が起こってしまったと。最早これまで。


薄々感じてたことだが、上記pdf読んで何となくアレ。

結論から書くと社会保障制度改革・特別会計にたかる独立行政法人を含む公務員制度改革。そして前述二者に対するマクロ経済スライドの凍結、これ実現しないまま日銀法改正・リフレ政策実施するのはまずい。
戦前「必要やむを得ざる」と増額され続けたのが軍事支出。
現在それに該当するのが公務員の待遇と社会保障費。
当然インフレに連動して給与・支給額増えるマクロ経済スライドは凍結、更に増収考慮した上での話だが、やはり下記は必要と思われる。
公務員の待遇削る→社会保障財源目的の増税回避。これは必須。
その上で尚、増加し続ける社会保障費も削る必要がある。


これ実現できないままだと恐らく…
復興債日銀引き受け

前述二者の抵抗を恐れ/あるいは政治力に欠けるため、増税回避+前例のできた日銀引き受けで社会保障の財源捻出

以降当然円安進行

国際競争力高まり過ぎて反感買う

BIS規制とかプラザ合意みたいにストレートな日本潰しを喰らう(多分アメリカに都合が良いIMFのSDRを基軸通貨的に使おうぜ!とか)

結局緊縮財政強いられ、いつも通り外圧で公務員制度改革社会保障改革が達成される。当然デフレに逆戻り、戦犯扱いされそうな輩は国外逃亡、日本に残った奴だけ大損。

めでたしめでたし。
となるのである。いかにもありそうな話じゃーないですか。

これが日銀・財務省赤字国債積み上げまくってきた売国議員による遠大な日本殲滅作戦の概要である。
三者三様の国益完全無視な行益・省益・党益追求が合わさった結果、まるで歴史を再現しようという陰謀があるかの如き惨状を以下略